Column 2 西荻の詩
2010/01/25
寒いからあたたかい詩を
「寒いから、あたたかい詩を」
と、彼女が言う。
僕は何か書こうとするのだけど、
うまく書くことができない。
どんな言葉をならべれば、あたたかくなるだろう?
どんな詩なら、灯がともるだろう?
だけども、ここは西荻窪。
あたたまるのはとてもカンタン。
千円札1枚握りしめ、一緒に街へ出るのがはやい。
熱燗1本たのめばはやい。
酔った頭で小さく願う。
いつか、そんなものが書けますように。
熱燗みたいな、湯豆腐みたいな、
ゆっくりゆっくりした言葉。











