2010/08/30
旅するスケッチ さくましんいちろうの水彩画展
さくましんいちろう氏(1971-2010)は、日本のやわらかな光と吹きそよぐ風の心地よさを大切にした作風の水彩画家である。
旅のスケッチを得意とし、フリーランスとして建築設計に携わりながら、繊細な描写によって建築物と自然と人の営みが交わる情景を描いてきた。
特に京都のまちを愛し、四季折々の京の風物を水彩で描いている。
今年の4月、若くして急逝されたさくま氏の作品展が、この度ご友人たちの尽力により実現した。建築家らしい細やかな観察眼と、あたたかな色と線の描写がもたらす「光と風の情景」をぜひこの機会にご覧あれ。
さくましんいちろう/佐久間慎一郎
1971年新潟市生まれ。1994年、武蔵工業大学工学部建築学科卒業。
1997年、東京芸術大学大学院美術研究科前野研究室修了。同年、キヤ ノン財団奨学生としてmecanoo architekten(オランダ/デルフト) にて研修。
1998-2001年、石井修・美建設計事務所勤務を経て、以 後フリーランスとして建築設計、執筆、イラストレーションの分野で 活動。
2003-2006年には「建築ジャーナル」誌にて絵とエッセイの 連載を手がける。
2010年逝去。
旅するスケッチ さくましんいちろうの水彩画展
場所:葉月ホールハウス
http://hazukihh.exblog.jp/
日程:2010年9月1日(水)から9月6日(月)
住所:東京都杉並区善福寺2-30-19 地図
開場:12:00から19:00(最終日17:00まで)
料金:無料